乙女ゲームおたくの日記

主に乙女ゲームの感想を書きます。

ときメモGS4 約七周目キャラ別感想(少々ネタバレあり)①

ときメモGS4の発売から一ヶ月と少し経ちましたが、引き続き楽しんでます!
今は風真くんの真告白を目指しているところで、7周目くらいですね。回収状況はこんな感じです。まだまだです。

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御影先生と白羽兄弟はまだ手つかずですが、他のキャラは一応何かしらのエンドを見ることができている状態です。

今のところ推しはダーホンこと本多行くん。多分これからも変わらないかと!

実況・スクショの掲載が昨日から解禁されたということで、せっかくなのでスクショも少々用いながら現時点での各キャラに対する感想を書いてみたいと思います。そこそこ長くなったのでまずは風真、颯砂、本多の三人ぶんだけ。

 

風真玲太(cv.梶裕貴)・・・真エンド以外は回収済

周回するほど愛が増す、放っておけない恋愛脳王子。彼を「選ばない」こともできる乙女ゲームの世界で彼と出会えて本当によかったです。ダーホンの次に好きです。

本作の王子枠であると同時に本作最大の問題児かもしれない風真くん。(最大は先生説もあるか)
正直最初は尋常とは思えない好意の重さに戸惑いました。
幼なじみとはいえ、九年も離れていて連絡も取ってなかったならほぼ他人のはずなのに、再会した直後から付き合って五年目くらいの空気を一方的に醸してくるし結婚する気満々だし。将来は自分のやりたい仕事手伝わせる気満々だし。
お前は○○なやつだもんな、とか○○好きだもんな、とか決めつけるような台詞が多いし(4の主人公、他キャラ攻略時は無個性に近いのに対風真の時だけ「ドジで天然で無邪気で幼い」枠に収められてる感ある)、
何かっちゃ「お前もう○○禁止な」と行動狭めようとしてくるし(理由は純粋な心配がほとんどなので憎めなくはあるけど)、
バイト訪問で「ずっと怒った顔してろ」的なこと言ってくる(笑顔だと男を魅了してしまうから)というのもなかなかヤバいし。DV気質の彼氏が言いそうなことじゃないですか。
風真くんそっちのけで他の子とばっかりデートしてるのにちょくちょく面会イベントは発生して「俺たちにとって帰り道って特別だよな」とか言われて「そ、そう・・・?」となったりして。
Twitterでつい「風真 怖い」「風真 モラハラ」で検索してみたりもしてました。

しかし!
何周も高校生活を繰り返し、交友関係も進路もそのたび変わる中で、風真くんは何度でも変わらない愛情を注いでくれるのです。するとだんだんと彼が健気に、愛おしく思えてくるんですよね。
風真くんはある程度平均的にパラ上げしていればパラ萌えしてくれるので、狙ってなくても3年目には私のことを好きになってて一月に一度のデートお誘い枠に割り込んできます。だいぶ困るんだけど可愛いったらない。(でも場所を聞いてから断ったときの反応怖くないですか?)

周回を繰り返すことでこちらの思い出の量、感情の量がようやく彼に追いついていく、そんな感覚です。
なので個人的には彼の攻略はある程度後回しにするのがおすすめです。早くても三周目くらいで。

私の中で「何年も離れていたのに再会して間もない主人公への好感度マックスな幼なじみ」と言えば百花百狼の黒雪なんですが、彼は離れている間に壮絶な修行を強いられて、狂ってしまいそうな日々を脳内のイマジナリー主人公を支えに生き抜いてきた(つまり黒雪的には主人公はずっと傍にいた)という設定でした。
なので風真くんも、黒雪のような目には遭ってないにしてもイギリスでの日々が本当に寂しくて辛くて、思い出の中の主人公の存在をずっとずっと支えにしてきたんだろうなあと思います。再開直後から距離が近すぎるのも、彼的にはずっと傍にいたつもりだからなのかなと。

確か「学校について」質問したときに聞ける、イギリスでの小学生時代は心を守るために麻痺させていたという発言が切ないです。

小一あたりから長らく家を空けていた彼の部屋に「小学生男児感」がありありと残っているところにはリアリティを感じました。いかにもおしゃれな部屋に住んでそうに見えるのに。こういう、キャラの表面的なイメージにはそぐわないけど現実的に考えたらそうだよね、というところをついた設定って一本取られた感じがして好きです。
机はもちろん勉強机だし、棚も子どもが使いやすそうな背の低いやつなんですよ。この部屋で寝泊まりしてる風真くん、可愛い~。
個人的に、彼のことが好きな人って少なからずショタコンの素養あると思いますね。私もですが。

実際、親の都合で突然大好きな女の子と故郷から引き離された風真くんは、情緒面で幼い部分を残した人物として描かれている気がします。(残してるも何も高校生は幼いんですが、風真くんの場合、外面はスマートなだけにギャップがあります)
両親には両親の事情があるとはいえ、風真くんからすれば、安心できる環境で子ども時代を過ごす権利を奪われたと言っても過言ではないのではないでしょうか。
失われた時間を埋められたと心底実感できたとき、彼は大人になれるのだろうと思います。
その時には愛し方も、今の情熱的な(独善的とも言える)ものから変わっているかもしれません。ずっと愛が重い男でいてほしい気持ちもありますが、彼のためにもきっとその方がいいでしょう。

しかし彼の挙動が九年ぶりに再会した幼なじみに対するものとしては重すぎるし怖いという点は何周しても変わらないんですよね。
もし彼が乙女ゲームではなく一本道のラブストーリーの男だったら、主人公大丈夫!?ほんとにコイツでいいの!?と読者を不安にさせること請け合いですし、さもなきゃ不幸な当て馬コースでしょう。
しかし風真くんは乙女ゲームの男なので!主人公およびプレイヤーは他に魅力的な選択肢をいくつも与えられています。「選ばない」こともできる状況での「選ぶ」には明確な意思が込められています。これでいいのと聞かれても、(今回のマリィは)これでいいの!と胸を張って言えるんですよ。
さらに、今作では仲良しグループという素晴らしいシステムによって彼が気の置けない同性の友人を作るサポートもできちゃいます。四人グループのいいところは、誰かが主人公と抜け駆けしても残される人が一人ぼっちにならないところです。
万事において主人公が全て!なガチガチ恋愛脳の風真くんですが、友達と過ごすうちに、主人公なしで生きていく道も想像できるようになっていたらいいな。

ときめき会話で一番おすすめなのは冬の海です。砂浜の足跡の話から主人公への想いの話に繋がる流れが美しいし、彼の恋愛観(彼と恋愛は切り離せない関係なのでイコール人生観でもある)の真髄も垣間見られる気がします。

最後にお気に入りのスクショを。

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デート断られてむくれる風真くん嘘みたいに可愛い。しかしこの時はイノリンリン攻略中だったのでその後もデートはせず。すまない。この時の風真くん、不満を口にしたあとはすぐ機嫌直してたので、食堂の会話でダーホンが言ってた「リョウくんは言いたいこと言った後はご機嫌になる」ってこのことか!となりました。こりゃ可愛いわ。

あともう一つ風真くんに対して言いたいこと。
乳搾りというワードに興奮すな。

 

颯砂希(cv.佐藤拓也)・・・真エンドのみ回収済

器用で不器用で、懐っこいのに孤独で、風真くんとはまた違った意味で放っておけない男の子です。彼の真エンド攻略はバイトも記者活動もせず部活に明け暮れた方がより没頭できるかも。

陸上の十種競技で全制覇を目指す颯砂くんは、陸上部の中でも図抜けた実力の持ち主でありながら本人はいたって気取らないフレンドリーな性格の男の子です。
それが最初は意外で、発売前の「ロジカルなアスリート」という触れ込みにしてはなんというか、脳天気そうだなーというのが一見しての正直な印象でした。
いざ攻略してみると、いやはや人は見かけによりません。
むしろ様々な葛藤や不安を「脳天気なバカ」のフリをして隠してもいるところが本質のキャラクターなのではという感想を持ちました。理論や事前の予測を重視するのも、不安を吹き飛ばせる裏付けを求めているからなのかなと。ダーホンと颯砂くんの絡みはまだ一度も見られてないんですが、意外と気が合いそうに見えます。

攻略して初めて知った事実ですが、陸上部が誇るトップアスリートであるはずの彼は、意外にも部内では肩身の狭い思いをしていました。
十種競技の選手なのに単一競技で頑張ってきた先輩を上回る成績を収め、それでいて満足そうには見えないところが先輩たちの神経に障ったらしく、僻みの的にされる颯砂くん。
彼は常に上しか見ていないので、馬鹿にしているとかではなく本当に下には一切興味がありません。だから誰々よりは上だなんて喜び方はできないんですよね。
できることを誇らしく思うよりもできないことが悔しい、という彼の姿勢は、確かに下の人間からしたら圧倒的な格の差を見せつけられるようで素直には受け止めがたいのかもしれません。
主人公は陸上部のマネージャーとして孤立する彼を一番近くで支え続け、やがて恋に・・・という流れになっています。
マネージャーである主人公にベタ惚れの颯砂くんって、トレーナーさんのことが大好きな犬っぽさがあって可愛いですね。

颯砂くんの背景を知ると、彼が「俺バカだから」的なことをよく言うのは、本気でそう思ってもいそうですが、バカだと思われていた方がトラブルが少ないという彼の処世術でもあるのかなと思います。
また、彼は運動キャラにしてはオラオラ感が少なく、話し方はむしろ柔らかい部類です。
これも単に素かもしれませんが、大柄な自分は普通にしていても人より威圧感を出してしまうということを自覚した上で、意識的に柔和な態度を身につけた可能性もあるなと。
少し声を荒げたり動作で大きな音を立てたりするだけで周りをビクッとさせてしまって内心反省した経験とかもありそう。愛おしいな。全部妄想ですが。

4の登場人物たちは「失われた時間」というキーワードが共通しているんじゃないかと思っていて(風真くんと先生は海外生活、ダーホンと七ツ森くんは孤独な中学生時代、柊くんは劇団の仕事、イノリンリンは氷室家の重圧に反発したくて空回っていた時期と、それぞれが青春を謳歌するべき時期に空白期間を持っているといえます)、
でもそう考えると颯砂くんは?となるんですよね。彼は最初から自分の青春を費やしたいことに費やせていますし、部内では孤独とはいえ学校生活もそれなりにエンジョイしているように見えます。
そこで、颯砂くんルートに限っては、「失われた時間」というキーワードを持っているのは主人公の方なのでは?という考えに至りました。
確かに、主人公は自分の意思で颯砂くんのサポートに三年間を使いました。人体の限界に挑むトップアスリートにはサポートが不可欠で、それもまた誇るべき役割であることは間違いありません。
しかし颯砂くんの方は、たった一度の青春を自分のために消費させてしまったことに対して少なからず後ろめたさを感じていたのではないでしょうか。
針のむしろのような部内の雰囲気にも黙って耐えていたところからして、そもそも人に頼ることが得意ではなさそうですから。
「俺のためにゴメン」なんて面と向かって口にするのも、自分を支えると決めてくれた主人公に失礼なので、聡明な彼は言わなかったでしょうけど。

卒業後主人公に女子八種競技を勧めてくれるのも、今度は自分自身のために輝いてほしいという颯砂くんの願いが込められているんじゃないかなーと。これも考察と言うよりは妄想ですが、そうだったらいじらしいなと思いました。
ゆくゆくは世界にはばたくであろうトップアスリートでありながら、主人公の献身的なサポートを当然のものとは捉えていないところが彼の魅力だと思います。

最後にお気に入りのスクショを。

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お化け屋敷に入りたくないばかりに無茶なことを言う颯砂くんです。

あともう一つ颯砂くんに言いたいこと。
乳搾りというワードに興奮すな。
(風真くんと颯砂くん、幼稚園意外に共通点ないしダーホンと七ツ森くんほど凸凹感もないので仲良くしているのが地味に不思議なんだけど、こんなところだけ揃ってるの面白い。二人とも女子に変な夢見てるしAVから間違った性知識仕入れてそう)

 

本多行(cv.服部想之介)・・・全エンド回収済!

はい来たドーーーン!推しです。
賢くて優しくて可愛くて最高の男の子です。彼に愛される女の子はこの上ない幸せ者です。彼に出会えた私もまた幸せ者ですとも。

おしゃべりで天真爛漫なハイトーンボイスのかわいい系キャラが好きな私はダーホンには発売前から目を着けていたので、真っ先に攻略しました。
一周目だけは一切攻略本を見ずにプレイしたのですが、選択肢が非常に難しい!
博物館で太古のロマンを感じて雑さに引かれたり、ゲーセンで彼の「取れそう」という予測を否定してスネられたりしました。でもスネ方可愛かったです。
デートばかりしていたくせに、選択肢を外しまくったせいで一年目二月でようやく友好になるというペース。しかし本多兄妹イベントにはギリギリ間に合いました。
彼の真エンドを目指すにあたって注意するべきなのは二月までに友好以上になることと少しは記者活動をしておくことくらいで、比較的簡単なので一周目から真エンドを見ることができました。
だからもう一周目からダーホンだけが私の運命なんですよ。これから誰を攻略したって最終的に私の心はダーホンに行き着くんですよ。風真くんに若・・・干フラついてはいますがちゃんと戻ってきますとも。
では具体的にどこがよかったのか?
もう好きすぎて「全て」で済ませてしまいたいところですが、可能な限り言語化を試みてみます。

まずは基本的なところですが、天真爛漫さと博識さのギャップに萌えます。いろんな場所でデートしてみればわかるのですが興味の範囲が非常に広い。特に生物に興味があるようです。好みのデートスポットじゃなくても、何かしら興味を持てるポイントを見つけてウキウキと楽しんでくれるので一緒に遊びがいがあります。勉強キャラらしくスポーツ系のスポットは大体苦手に設定されていますが、それでも楽しそうにしてくれるところに懐の深さを感じます。
逆に、全く興味なさそうなのはヴィンテージバイクと現代アートとロックでした。
現代アートに無関心なのは意外でした。歴史的な絵画や彫刻なら技法や歴史的な文脈込みで関心を持てるけど、アート単体には興味がないようです。
ライブハウスではモッシュを理解できず「同じ趣味の人同士仲良くしたらいいのに」的なことを言うダーホンが可愛い。格闘技も苦手そうだったし、合意の上でも暴力的なものには忌避感を覚えるようです。可愛いなー。
万物に対して好奇心旺盛に見える彼でも本当に何でもかんでも知りたがるわけではなく、「これは知らなくてもいい」と線を引く分野があるって事実、なんだか興奮します(なんで?)
ダーホンは基本的に個人的意見をあまり挟まず事実ベースで話すタイプなのですが、そんな彼の普段見えにくい「意見(それも嫌悪)」が珍しく覗けるところにエロティシズムを感じるのかな。

次に、人間関係に対する不器用さと、それを自覚して改善しようとする努力のいじらしさです。
ダーホンを攻略していて「可愛い」の次に抱いた感想が「家族の話ばっかりするなこの子」でした。特に妹。妬けちゃうくらい妹の話が多いのです。
それもそのはず、彼は中等部時代は一人で本ばかり読んでいる子だったそう。
人懐っこそうに見えて、家族以外の人間をこれまで心の中に立ち入らせてこなかったんですね。だから他人の話をしようとすると家族のことしか出てこない。
本人も言っているように、ダーホンには他人の気持ちを理解できなかったり空気が読めなかったりする傾向が見られます。人が興味なさそうにしてても自分の話したいことを話し続けてしまったり、気になることは直球で聞いちゃったり。
ダーホンにとっては、他人とのコミュニケーションこそ難問クイズといったところかもしれません。しかもシビアな時間制限付き。
家族はさすがダーホンの特性に理解が深くて、察することが苦手な彼でもわかるようにコミュニケーションに関するルールをいくつか定めているようです(興味ない話をされたら真顔で黙るとか)が、同級生はそこまでしてくれませんからね。
そんな彼ですが鋭い分析力とめげない心を持っているので、この間こんな状況でこれをしたら変な空気になっちゃった、次はしないように気をつけようといった改善のための努力を諦めません。
他人に何でも合わせる必要がないことは理解しているけど、自分のせいで他人に嫌な思いをさせたくないと考える優しさはある。という他者へのスタンスが良い塩梅だなと思います。
そんなダーホンですが、主人公にかける言葉、特に主人公が何か失敗したときにかける言葉の数々は、とてもデリカシーない設定のキャラとは思えないほど思いやりにあふれたものになっています。
きっと日頃から人にされて嬉しかったことをストックして、なぜ嬉しかったのか?どんな場面に応用できるか?と彼なりに分析したりもして、言葉を発するまでは一瞬でも、頭の中ではものすごいスピードで思考が巡って回答を導き出しているのではないでしょうか。主人公の心を守るために。
ロボットと形容されることもあるダーホンですが、だとすればなんて優しいロボットなんでしょうか。

個人的に、人を褒めるときに「育ちがいい」という表現を使いたくないというこだわりがあるのですが(それを褒め言葉として使うことは「育ちが悪い」人間への蔑視と表裏一体だと思うからです)確かに、事実ダーホンは「育ちがいい」と思います。言動の端々から、家族に愛されて育った子の感じが出ています。
それを感じられるポイントはたくさんあるのですが、その一つが、好感度があまり高くない状態でスキンシップに失敗したときの「ごめんね、やめてほしい」という反応ですね。
相手を傷つけないように配慮しつつ、それでいて嫌だということはハッキリと表明してくれます。例え相手に悪気がないとしても、嫌だと思ったことは嫌だと言っていいんだよと小さい頃から教えられてきたのだろうと思います。
他には、好き状態の初詣で主人公、自分、家族の順で健康を祈ろうとするところも。主人公はともかく自分の順位が家族よりも高いあたりに、彼に彼自身がどれだけ大切な存在か教えてきた家族の存在を感じられる気がします。まずは自分を優先することに罪悪感を抱かせない教育方針だったのかなと。考えすぎかな。
好奇心旺盛なダーホンがマッドサイエンティスト的な方向に転ばないのも、そうなったら自分を愛してくれる家族が悲しむとわかっているからなのでしょう。

一番好きなときめき会話は牧場です。ときめくっていう感じではありませんが、ダーホンがこんないい子に育ったルーツにも少し触れられるし、ダーホンが主人公という他者を必要としてくれる理由にも腑に落ちるものがあるからです。
彼という迷い羊を群れに連れ戻す牧羊犬としてずっと傍にいてほしいということですよね要は。牧場だけに。望むところだ!!!
ときめき会話ではありませんが、煉瓦道で手焼きのレンガを踏むのが申し訳ない気がするという選択肢を選ぶと「そういうの好きだな」と言ってくれるのも印象的です。
非効率的だったり本末転倒だったりしても、優しさがベースにある意見を喜ぶ傾向がありますねダーホンは。
自分に欠けている(と彼が思っている)優しさを持っている人物に惹かれるということかな。
優しさが欠けてしまえば人の道を踏み外しかねない自分の危うさを自覚しているところが聡いなと思います。

あと、細かいですが、個人的に好きなのは「かわいい」という褒め言葉をほとんど使わないところ。
何かと褒めてくれる彼ですが「君って面白い」「いい着眼点だね」と主に主人公の行動や考え方を褒めてくれますし、服を褒めるにしても「似合ってる」とか「それ着てる君が好き」とか言ってくれます。
真正面から「カワイイ」を言ってくれる七ツ森くんにもクラクラきますが、なんというか「女の子はこう褒めるもの」という定型を持たないダーホンのピュアさに惹かれます。
普段言わないからこそ、たまに言うと破壊力が高くなるというのもあります。お化け屋敷のときめき会話は必見です。
あと、個人的にかわいい系キャラが「俺だって男なんだよ・・・?」と言いだす展開が苦手なのですが(いい意味で男らしさを感じさせないという素晴らしい長所をかなぐり捨てないでほしい!)ダーホンはそういうこと言わないのもよかったです。

次に、攻略本を読んでいて気がついたダーホン可愛いポイントを一つ紹介しますね。
体育祭の玉入れのミニゲームではコントロールの良さや素早さなどの能力値がキャラごとに設定されています。その中に「妨害の優先度」という項目があるのですが(相手の陣地への妨害行為をどれだけ積極的にやるかという数値です)、ダーホンは全キャラで最低値の「1」。可愛くないですか??ダーホンは戦略的には妨害も有効であることは知っているけど性格的に好まないんだろうなと思うとすごく可愛い。
生き生きと妨害しているキャラもそれはそれで可愛いですけどね。ちなみに最高値は「6」で七ツ森くん、イノリンリン、ひかるちゃんが該当します。

最後にお気に入りのスクショを。

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私のシックな装いを醤油ラーメンに例えて褒めてくれるダーホン。この後に続く言葉も面白くて可愛くて嬉しかったです。お試しあれ。