乙女ゲームおたくの日記

主に乙女ゲームの感想を書きます。

ときメモGS4 一周目ざっくり感想(ネタバレなし)

本日発売の『ときめきメモリアルGirl’s Side 4th Heart』。約十年ぶり、ファン待望の最新作!!
もちろん予約していたので、B4サイズで厚み五センチくらいの思ってたよりデカめの箱が届きましたよ。待ちきれずにDL版も買って夜中からやり始めてた訳ですが。
そして今日さっそく一周目を終えました!
発売前からずっと気になってた本多くんを一直線に追いかける、いわゆる一途プレイです。

他のキャラのイベントはほとんど見られてないし、本作の特徴である四人での関係も全く体験できてないのでまだ感想を書くべき段階ではないかもしれませんが、今買うか迷ってて感想を探している人に向けてぜひ伝えたいことがあります。

ときメモGS4、楽しいですよ!

主に操作面で不満もあるのですが、GSシリーズのファンならきっと買って損はないと思います。
デートの選択肢が適度に難しくて、本多くんならこれで喜ぶかな? いや逆にこっちかな? と悩んで選んで上手くいったりいかなかったり、おそるおそるスキンシップしてはたまに青いハートが出て凹んだり、普通→友好→好きと移り変わってく反応にテンションが上がったり、感情が振り回されて忙しいあの感じ、まさに『ときメモ』が帰ってきた! という感覚。
ほとんどの要素はGS3までのシリーズ前作を踏襲しているので、良いところも悪いところもほとんどは前作までと同じです。
個人的に大接近モードがやってて恥ずかしくて苦手なのですが(でも台詞を聞きたいからやらざるを得ない)そこも前作と変わっていません。

・好きな新要素

今作で新たに追加された要素の一つとして「ホタルの住処」というスポットがあります。
デート後の寄り道でここに立ち寄ることで専用の会話が聞けます。この会話では男の子の様々な面が見られて楽しい上に結構バリエーションがあって、十数回分は見たけど全然見尽くせていません。(同時発売の公式攻略本をチラと見てみると、一キャラごとに三十パターンはあるっぽいです)
複数の条件を満たさないと立ち寄れないので、全部見るには計画的に進める必要がありそうです。そういうの苦手なんだよな~。頑張らなきゃ。

・主人公はクセ少なめ

GS主人公は基本的に無個性ということになっていますが、台詞がある以上、完全な無個性とはいきませんよね。実際に3の主人公は「不良兄弟に呆れながら見守るお姉ちゃん」ぽさが強かったりして、自分の名前をつけたキャラが自分じゃ絶対しない言動をすることに違和感を抱いた記憶があります。(PSP版では天使と小悪魔という要素も追加され、プレイヤーと主人公の剥離がますます進んでいました)
今のところ、3のデイジーと比較して4の主人公マリィはこういった違和感を覚えることがあまりなく、クセが少ないと感じます。「ふふ」というお上品な笑い方が少し気になるくらいです。でも笑い声を文字オンリーで自然に表現するのって難しいですよね。なので仕方ないと思ってます。

・不満点

本多くんが好みすぎたおかげもあり、一周目を終えた時点で既に買ってよかったと思えているのですが、それでも不満に思う点はいくつか。

・操作性がよくない
 DSでGSシリーズに親しんでいたファンが多いことを意識してか、携帯モードでのタッチ操作を前提としたDSに近いUIデザインになっています。そのせいで、コントローラーだと直感的な操作がしづらく感じます。まずは大画面でやってみたかったのでテレビモードでプレイし、後から携帯モードに変えて手で操作してみたら圧倒的にやりやすかったです。
ただ、指だとスキンシップでのタッチ位置にズレが生じそうなのでタッチペンを買った方がいいかと思います。タッチペンさえあれば、DSとほとんど変わらない感覚で遊べそうです。
他にも、ボタンを押しっぱなしにしないとスキップができないとか(しかもLとRの同時押し!)バックログがないとか、前作での不便さまで踏襲しています。これも含めてGSらしさということでわざと残しているのかもしれませんが、何周もする前提のゲームなんだから「らしさ」とかよりも操作しやすさを優先してほしいところです。

・友達キャラが双子
 ひかるもみちるもかわいくていい子なのですが(いい子すぎるくらい)、前作キャラの親族な上に双子なので、人間関係が閉じてる感じがして残念でした。
1や2みたいに友達キャラにもいろんな子がいると楽しいんですけどね。乙女ゲームで同性キャラにあまり容量を割けないのは仕方がないのでしょう。むしろ1,2が特殊すぎたのか。
友達キャラとしての役割はほとんど前作のカレンさん、みよちゃんと同じです。主人公の恋を冷やかしつつ徹底的にサポートしてくれます。

・大接近モードが恥ずかしい
 これはいくらやっても慣れませんね。シリーズファンでもそういう方一定数いるのではないかと思います。一途プレイだからまだいいものの、股がけプレイでこんなことやってたら悪魔ですよね。やらないという選択肢ももちろんあるのですが、専用の台詞があるとなるとスルーはできないゲーマー心。(『Undertale』でGルートやった人の言い訳みたいですね)

 

とりあえずの感想はこんなところです。
本多くんのここがいい! とかも語りたいのはやまやまですが、まだ発売直後なのでそこは一旦自重します。いい子だった、かわいかったとだけ言っておきます。
とにかく言いたいのは、十年ぶりの新作が嬉しいけど落胆するのが怖くて手を出せないシリーズファンの方、買って損はないと思いますよ!! ということです。